ドレン配管および上下配管を本体へ接続する。
配管側の荷重が本体にかからないように施工を行なってください。評価テストを実施する場合、樹脂ホース+バンドにて本体と接続を行うことをお勧めします。
ドレンバルブを閉め、ポンプを稼動させ、本体下部より処理前の水を入れる。本体の中央にあるパイプから、上部のサイクロン部へ向かいます。
本体上部のサイクロン部では、遠心力の作用により、水との比重差のある、比重が1.5kg/L以上の固形物は分離され、下部の透明なタンク(沈殿槽)へ落下する。分離された水および、比重が1.5kg/L以下のその他のものは、上部配管から排出されます。
継続運転を行うことにより、透明タンク(沈殿槽)の下部に汚れが堆積する。フィルターなどの閉塞する箇所がないため、経年による定期交換や運転停止を行う必要がありません。
透明タンク(沈殿槽)に一定量(タンクの約半量)の汚れが堆積したら、ドレンバルブを開放し内部の汚れを排出させる。ポンプの運転を継続したまま排出が可能です。汚れの排出は約10秒~15秒で完了します。定の時間で自動排出をする場合、ドレンバルブの先に別途、自動排出バルブを取り付けてください。
汚れの排出後、再びドレンバルブを閉め、運転を続行する。ドレンに要する水量は、通常およそ15リットルです。
製品特長: メインフィルターのメンテナンスを最小化、水を節約 ろ過材を使用しないため、ろ過材の洗浄や交換は不要 新設でも既存設備に追加でも対応可能 最大20ミクロンの微細な汚れまで分離・除去 フィルター不要のため、交換・メンテ不要 外から汚れが見える 分離対象物: 固形物 固形物のサイズ:2mm~20μm 固形物の比重:1.5kg/L以上 マルチサイクロンは、上記の対象物を分離する目的で設計されています。この範囲外の物は分離できない、もしくは十分に分離できない可能性があるのでご注意ください。 【分離できるものの例】砂、火山灰、ブラスト材、錆の粉
マルチサイクロンは、本体下の配管(下接続ユニオン)から汚れた水を入れ、本体中央部の配管を通り、サイクロン部へ入っていくしくみになっています。サイクロン部は、モデルごとに複数のサイクロンが配置されており、サイクロンの遠心力が高まるように設計されています。外側の透明ポリカーボネート沈殿槽*の底に汚れが堆積していき、サイクロンできれいなった水は、本体上の配管(上接続ユニオン)から排出されます。 * 70XLは沈殿槽自体は不透明となりますが、本体の下部にある透明のパイプ部分から、汚れの堆積を確認できます。