省エネ、環境改善目的で高効率アンモニアチラーを導入することが決定していたが放熱システムに密閉式冷却塔導入予定であった。このチラーシステムが、設置場所の制限が発生し省エネ担当者も、密閉式冷却塔では冷却水が十分に冷えないという経験があることから弊社提案であるセカンダリークーリングによる冷却方法を導入したいということになった。
密閉式冷却塔の問題点とメリット

問題点

■イニシャルコストが解放式に比較し3-5倍高い

■汚れやスケールが密閉式の管表面で堆積した場合、メンテナンスが出来ず本体交換となる

■冷却水が解放式と比較してあまり冷えない=省エネしない

■巨大化するため設置費、設置コストが解放式と比較して大きくなる

メリット

■冷却水自体は、密閉管内をながれるため汚れない=チラーのメンテナンスが不要

解放式冷却塔の問題点とメリット

問題点

汚れるため、高効率チラーを導入すると内部が閉塞する

メリット

■低価格■密閉式と比較して冷たい冷却水が得られる■コンパクト

MDIの提案は・・・

密閉式をやめ、しっかりと冷える解放式+マルチサイクロン+縁切熱交換器の組み合わせを行うことで上記の問題を解決、メンテナンスが可能で長期にわたり性能が維持できるシステムとすること。弊社提案が採用され、熱交換器、サイクロン、解放式冷却塔はMDI設計により導入されることとなった